2010年8月4日水曜日

3日の経済産業大臣への申し入れについて「補足]

冒頭に要望書を提出しましたが、その場での追加があり、提出団体は794団体
となりました。794(鳴くようぐいす…)団体です!!賛同ありがとうござい
ました。

参加者 議員、市民含め40名余り
議員 福島みずほ議員(比例社民) 吉田忠智議員(比例社民) 
   大河原雅子議員(東京民主) 服部良一議員(近畿社民)
市民 佐賀、福岡、関西、静岡、福島、石巻、首都圏の各地から、
  アメリカからケビンキャンプスさんも終始参加されました。

国側 内閣府政策担当室 金子忠利、保安院検査課班長 野口康成
   資源エネルギー庁課長補佐 有馬伸明 保安院審査課班長 氏原拓
   保安院検査課長補佐 金子純一

ポイントは以下でしょうか。

<再処理の相手先に実体なし>
現在の申請書に使用済燃料の処分の方法と相手方がきちんと記載されていない問
題について、審査課は、処分の方法は「再処理」、相手方は「国内の再処理委託
先」と回答しました。「国内の再処理委託先」といっても実体はなにもありませ
ん。その点を追及すると、国内で事業認可を受けるであろう会社であれば問題な
いはずだと、実体もないのにそんな話がどうしてできるのでしょうか。

<東電と国の見解の相違が明確に>
国は使用済燃料の貯蔵・管理について、これが「処分の方法」には当たらないと
明確に回答しました。ところがこの問題で東電は、貯蔵・管理が「処分の方法」
に当たるとし、超長期の燃料貯蔵を正当化しています。この点につき、東電を指
導するよう求めました。保安院検査課は、指導はできないが、コミュニケーショ
ンはするとし、木曜日までにその結果を福島議員事務所に報告することになりま
した。誤った法解釈をするような東電にプルサーマルをやらせないように求める
と、要望については理解したと回答しました。この問題については、プルサーマ
ルが差し迫った福島県で再度問題にしていこうということになりました。

<燃料プールの高経年化対策評価は行っていない>
使用済燃料プールの高経年化を考慮した耐震安全確認について、プールが代表部
位には選定されておらず、実際には行われていないことが明らかになりました。
当初国は、プールも評価を行っているとの回答でしたが、現実には行われていな
いことを指摘すると、前言を撤回しました。

<米国のプール問題の検討は密室でコソコソと>
米国で深刻なプールからの水漏れが起きている問題では、最近になって調べはじ
めたと。「安全情報検討会」という聞きなれない委員会で検討しているというの
で、それは何か聞くと、保安院とJNESが日常的に行っている検討で、傍聴も
なし、記録もなしで何をどう検討しているのかさっぱりわからないものでした。
高浜町長が求めているような特別な委員会でもなんでもありませんでした。これ
を公開の場できちんと審議するよう強く要求しました。

<プルサーマルの条件に使用済み問題はないのか>
交渉の最後にプルサーマルの実施条件を聞くと、平和利用、原子力開発に支障が
ない、技術的能力がる、災害防止上の観点の4つがクリアされれば許可されると
回答、使用済みMOXは関係ないとの姿勢に根本的な問題がありそうです。

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