2010年8月14日土曜日

福島第1原発の放射性物質漏出 フィルター9年間点検せず

東京電力は、2009年10月22日に福島第一原発の雑固体廃棄
物を圧縮・焼却する建物の排気口で放射性物質を検出した原因
の、調査結果を8月12日に発表しました。

  雑固体廃棄物減容処理建屋の排気口における微量な放射性
  物質の検出に関する調査結果について
  http://www.tepco.co.jp/nu/f1-np/press_f1/2010/pdfdata/bi0808-j.pdf

このプレスリリースを13日の「河北」がわかりやすくまとめていま
すので、要約します。

  福島第1原発の放射性物質漏出 フィルター9年間点検せず
  http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100813t63036.htm

  (要約)
  フィルターの点検を約9年間行わなかったことが原因。

  発電所内で発生した廃棄物を焼却した際に発生する排気から
  灰などを取り除くフィルターを長期間点検せず、フィルターが
  目詰まりを起こした。このためフィルターの固定部品が変形し、
  すき間ができて灰などが漏れ出した。

  漏れた灰は次に通過するフィルターも詰まらせ、周囲をふさい
  でいたシールが損傷。ろ過されない排気が外部排出された。

  フィルターは2000年12月から01年2月にかけて点検。06年
  にも点検する計画だったが、フィルターの取り付け部品の一部
  にアスベストが使用されていたため代用品が見つかるまで見送
  り、今年3月になって点検したという。
 
  東電の現在の規定でフィルターは4年に1度点検することに
  なっていた。(了)

2004年までは運転期間に応じて点検したのを、この年から4年ご
とに点検することに変更しました。その内規に従っていませんでした。
さらに、放射能漏れを起こしてから、フィルター交換まで5ヶ月かか
っています。

なんといえばいいのか。。。。

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