2010年8月15日日曜日

また事故だ 福島第一原発1号機の高圧タービ ンの下から放射性物質を含む水が床に漏れた

東電は、定期検査で試験運転中の福島第一原発1号機の高圧タービ
ンの下から放射性物質を含む水が床に漏れている
のを8月12日発見
した、と13日発表しました。

  調整運転中の福島第一原子力発電所1号機の原子炉の計画停止
  について
  http://www.tepco.co.jp/cc/press/10081302-j.html
  2010年8月13日 東電

この事故は、原因の判明後、原子炉を停止して修理することになった
ためか、各紙・各局が報道しました。報道の例として、NHK福島のニュ
ース原稿を紹介します。

  原発で放射性物質含む水漏れ
  http://www.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6053346241.html
  2010年8月13日19時40分 NHK福島

  東電によると定検中で試験運転をしていた福島第一1号機で、12日、
  高圧タービンの下から放射性物質を含む水が床に漏れているのを
  パトロールをしていた社員が見つけた。
  床にたまった水はおよそ10ミリリットルで原子炉を通ってタービンを
  まわすための蒸気が冷えたものと見られるとのこと。
  水は現在も漏れていて、東電では、原因を調査中。

東電のプレスリリースもNHKの報道も事の重大性が伝わりません。

14日付「朝日」福島版では、

  放射性物質含む水漏れ/第一原発
  http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001008140001
  2010年08月14日

  東電は漏出個所を見つけた後、原子炉を停止する。核燃料に触れた
  水が漏れたのは東電が不祥事を受けてまとめた2003年の公表基準
  見直し以降、初めてという。

  発見当時、水は3秒間に1滴程度たれていた。原因を特定するため、
  現在もそのままにして水受けを置いている。原子炉内にしかない成分が
  検出されたため、核燃料に触れた水だと考えられるという。

  検査は8月下旬までの予定だったが大幅にずれ込む見通し。東電は、
  漏れた個所を特定し、原因がわかるまでには2週間程度かかるとみている。

とあります。

つまり、放射能を遮る5つの壁の外側で、原子炉からの水が漏れていました。
しかも、核燃料に触れたということは、燃料棒に穴が空いていた?
この核燃料がMOXだったら。。。。

ちなみにこの水、水受けを置く前は床を濡らしていました。
リリースにはそれの「拭き取りを実施し」たとありますので、
だれかが被曝労働を強いられたことになります。

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