2010年7月20日火曜日

被爆の実態

暴力団と医師による裁判つぶし
「原発ブラブラ病」だと自ら語った村居国雄さんのケースでは原発社会のドス黒さが垣間見える。
彼は「敦賀原発定検中に約1時間、雑巾で放射能をふき取る作業をしただけで5ミリシーベルトを浴びた」という。
以後、倦怠感から、脱毛、歯がボロボロに欠け落ち働けなくなった。
「岩佐訴訟」と共闘しようと動き出すや、生活苦にあえいでいた奥さんを抱き込み600万円で裁判をつぶされた。
その裁判つぶしに一役買ったのが、阪大病院放射線科の重松教授であり、医師にあるまじきことに、わずか100万円の謝礼で魂を売り「異常なし」診断書を作成した。
後に思い悩み、自殺をしている。
村居さんの訴えは原発下請け会社のビル代行(現・(株)アトックス)と敦賀原発の悪行を社会の表面に引き出した。
前述した北九州市の親方の場合は裁判を起そうとするや暴力団のいやがらせ電話と九大病院放射線科の医師による「異常なし」診断書によってわずか106万円で裁判がつぶされている。
これらわずか数例でも暗く醜い原発社会の裏側が浮き彫りとなる。
最後に生きているうちに労災認定を勝ち取った大阪の長尾光明さんを紹介しよう。
現場監督として浜岡、ふげん、東電福島第一原発の定検工事にたずさわった。彼の「放射線管理手帳」に記載された総被曝量は70ミリシーベルト。
98年に兵庫医大病院で「多発性骨髄腫」と診断され、現在、東京電力を相手に被曝の因果関係を問う裁判を行っている。

原子力土方の顛末

1.現場には、東京○力の社員や関係者が一切いなかったこと。
2.計測用のGM計数管(放射線検知器)の設定が故意にいじってあり校正したら3倍も低く表示されるようになっていたこと。
3.当初の説明以上に放射線レベルが高く、走って締めに行くような状況でないこと。
4.部屋の温度が70度を超えていたこと。
5.破損箇所は1つではなかったこと。
6.担当者が作業後、面会しないこと。

ということが有りましたので、○芝へクレームを入れました。

浜岡5号機タービン異常 短期間での破損に注目
 中部電力浜岡原発5号機(御前崎市、出力138万キロワット)で低圧タービンの羽根が運転中に折れ、
原子炉が緊急自動停止した問題で、事態を重く見た原子力安全・保安院は23日、専門の検査官を現地に派遣した。
調査に当たった原子力発電検査課の関雅之電気工作物検査官は「技術基準上問題のある事象との重要な認識を
持っている」などと重大性を示した。
 原子力安全・保安院によると、原発のタービンの羽根が折れる同様のトラブルは国内では昭和56年の関西電力
美浜原発1号機以来、2例目。しかし、美浜1号機は運転開始後11年目だったが、改良沸騰水型と呼ばれる
最新型で国内最大の出力を誇る浜岡5号機はわずか1年余りで同様のトラブルに見舞われた。
1―4月には定期検査を受けたばかりだった。
 関検査官は運転開始から非常に短期間で破損したことを重視し、「今後の調査ではタービンの製造時や施工時、
組み立て時など初期の状況をはっきりさせる必要がある」との見解を示した。
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福島第一5号機 流量計少なく表示 不具合25年?続く
 東京電力は22日、福島第一原発5号機(福島県双葉町)で、冷却水喪失事故時に発生する水素が原子炉格納容器に
たまって燃焼するのを防ぐ可燃性ガス濃度制御系のガス流量計の表示が、実際の流量と異なっていたことが判明したと
発表した。点検時などの実流量は、中央操作室の表示より約3割少なかったという。
 東電によると、実流量と表示との不一致は、1981年に計器を交換した時から約25年間続いていた可能性がある。
月1回の点検時などに実流量を確認できておらず、同原発の保安規定上問題があったと21日判断した。
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六ケ所再処理工場で作業員また体内被ばく
 六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場分析建屋で二十四日、試運転(アクティブ試験)に伴う作業をしていた
協力会社の作業員男性(19)の鼻から微量の放射性物質が検出された。事業者の日本原燃はプルトニウムなどを
吸い込み体内被ばくした可能性が高いとし、経緯や被ばく線量を調べている。同建屋では五月下旬にも作業員が
体内被ばくしており、原燃が今月上旬、青森県や村に二度と起こさないよう再発防止策を報告したばかりだった。

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